AI Road heating optimizer AI ロードヒーティングオプティマイザー
共同研究先:北海道ガス株式会社
画像認識・ディープラーニング技術を用いて積雪状況を認識し
熱源を制御することで
降雪地域におけるエネルギーコストの最適化を可能にします。
ロードヒーティングとは
駐車場などの地下に熱源を設置し、熱により地表に積もる雪を融かす設備。転倒事故の防止,雪かきの省力化を目的に用いられています。
従来型の降雪センサー制御
熱源の無駄な稼働により維持コストが増大
屋外に設置し表面の水分を検出。(地表の降雪を直接観測できない)
融け残り防止のため長めに稼働。
雨と雪を区別することが不可能。
Flow
AI ロードヒーティングオプティマイザーは、データ蓄積とインターネット経由のオペレーションで、
融雪路面の着雪状態に応じたきめ細かい制御が可能です。
Step.1
Step.2
Step.3
ネットを経由し、稼働状況の確認や切替が可能
カメラ・マイコンを内蔵したコントローラー
- Raspberry Pi 3 Model B+:
深層モデルによる積雪判定 - Raspberry Pi Camera Module:
路面画像の撮影 - LTEモデム:
インターネット接続による装置の状態監視
画像認識AI
積雪状況を認識し、適切なタイミングでボイラを稼働させる信号を出力
Original image
Result 雪 雪以外と認識
実証実験
札幌市内の病院来客用の駐車場にてボイラ運転時間(=燃料代)を46.7%削減。
※場所によって最大85.7%の消費エネルギーを削減
積雪レベル
ボイラー稼働
降雪センサ反応
個人宅駐車場
53.9%
削減
病院の来客駐車場
46.7%
削減
マンション駐車場
35.7%
削減
病院の職員用駐車場
54.3%
削減
転用可能なソリューション
雪下ろし作業が
必要な屋根
必要な屋根
スプリンクラー
の制御
の制御
太陽光発電パネル
のメンテナンス
のメンテナンス